This site has limited support for your browser. We recommend switching to Edge, Chrome, Safari, or Firefox.
  


これまで幾度となくコラボレーションを重ねてきたDESCENTEとGraphpaper。両者による初のカプセルコレクションが、10月24日(土)より発売されます。

その制作背景についてDESCENTEのMD・大田 晃輝氏に話を聞く中で、繰り返し語られたのが「機能性の追求のみを最優先にはしなかった」という考え方でした。身体の動きや環境への適応を追求し、機能性を起点にものづくりを続けてきたDESCENTEが、なぜ今回はその選択をしたのか。そこには、Graphpaperの服が持つ分量感やシルエットを生かしながら、自らの技術をどのように取り入れるかという、これまでとは異なるものづくりがありました。 


今回のコレクションは、Graphpaperの既存のアイテムをベースに、DESCENTEの素材や技術を取り入れることからスタートしました。

普段からGraphpaperの服を目にしていたという大田氏も、実際にサンプルを手にし、自分たちの手でつくることを前提に見たとき、改めてその違いを感じたといいます。

大田 : 「まず感じたのは、圧倒的な分量感です。DESCENTEが普段つくっているスポーツウェアとは、パターンの考え方も、使われている素材も違う。プロダクトとしてのエレガンスがあり、すべてが計算されているように感じました。」

その違いは、ものづくりの出発点にもありました。

大田 : 「DESCENTEは機能性を追求するほど、どんどん身体に近づいていく。一方でGraphpaperは、身体との間にある余白をデザインしている。そもそもの思想に、明確な違いがあると感じました。」

身体への追従性や可動域を考え、不要なものを削ぎ落としていくDESCENTEに対し、Graphpaperにとっては、身体との間に生まれる余白や分量そのものがデザインの一部です。

大田 : 「通常のDESCENTEであれば、生地の余分なゆとりやボリュームは、機能性を高めるために削ぎ落としていきます。でも今回は、そのボリューム自体をデザインとして捉え、いかに美しく残すかということに注力しました。」

すべてを熱圧着やシームテープといった仕様に置き換えてしまえば、Graphpaperの服を単にテクニカルにしただけのものになって、Graphpaperらしさを失ってしまう。そこで、必要な箇所にはDESCENTEの技術を取り入れながら、シルエットや縫製による立体感を生かすべき場所は残す。どこに技術を使い、どこに使わないのかを見極めていきました。

-必要箇所に取り入れられる熱圧着

その難しさは、アイテムによって異なる形で表れました。

特に分量の大きいコートでは、接着によって生地にハリが生まれることで、Graphpaperらしいドレープをどう残すかが課題になりました。
-DESCENTE for Graphpaper Wide Coat

大田 : 「これだけ分量のある服に接着やシームテープ加工を施す経験はほとんどありませんでした。接着すると生地が硬くなり、ハリも出る。最初のサンプルでは、想定していたドレープ感が出なかったんです。」

一方、テーラードジャケットで課題となったのが、前立てからラペルへと続く立体的な返りです。接着を多用すると、本来柔らかく返るはずのラペルが平面的になってしまいます。

そこで、全面的に接着を取り入れたものと、部分的に接着したもの、仕様の異なる2種類のサンプルを製作。比較を重ねながら接着する箇所を減らし、最終的にはジャケットとしての見え方を優先して仕様を決めていきました。
-DESCENTE for Graphpaper Single Breasted Jacket

また、DESCENTEの通常の生産背景において、接着技術を用いながら本格的なテーラードジャケットを仕立てるケースがほとんどないため、今回はそれに適した生産体制を新たに整えるところから製作が始まったといいます。

DESCENTEの技術をどれだけ盛り込めるかではなく、どこに使い、どこに使わないのか。その境界を探ることが、今回のものづくりにおける大きなポイントとなりました。

同じ考え方は、素材選びにも表れています。

DESCENTEが得意とする機能や加工だけを優先するのではなく、それぞれのアイテムに必要な風合いやドレープを見極めながら素材を選定。コートには、メリノウールにリサイクルポリエステルなどを組み合わせたオリジナル素材を採用し、Graphpaperらしいドレープを残しながら、撥水性やストレッチ性などの機能を加えています。
-コートには、撥水・ストレッチ・消臭機能を備えたDESCENTEのオリジナル素材を採用

テーラードジャケットとトラウザーズには、ウールと特殊合成繊維を組み合わせた素材を使用。一方、シャツやシェフパンツにはポリエステル100%でありながらソフトな風合いを持つ素材、カットソーにはコットンライクな質感を持つ素材を採用しています。
-カットソーには、吸水速乾とストレッチを備えたDESCENTEのオリジナル素材を採用

天然繊維を取り入れるものと、合成繊維で天然素材のような風合いを表現するもの。それぞれを使い分けることで、Graphpaperの服が持つ見え方を残しながら、DESCENTEの機能を成立させています。

今回の製作を通して見えてきたのは、両者の違いだけではありませんでした。

服の歴史や文化を背景にものづくりを行うGraphpaperと、スポーツウェアを背景に機能からデザインを組み立てるDESCENTE。出発点は異なりながらも、大田氏は共通する部分があったと話します。

大田 : 「ミニマルであることや、ものづくりに対するストイックな姿勢は共通していると感じました。不要なデザインやロゴを表に出しすぎず、必要なものを突き詰めていく。そういう職人気質なスタンスは、お互いに近いものがあったと思います。」

Graphpaperが目指すのは、服そのものを強く主張するのではなく、着る人それぞれの個性を引き立てること。DESCENTEが目指すのは、機能によって着用者のパフォーマンスを引き出すこと。アプローチは異なっていても、その中心にいるのは、どちらも「着る人」です。

Graphpaperの服が持つ分量やシルエットを残しながら、必要な場所にDESCENTEの技術を取り入れる。異なるものづくりをどちらか一方へ寄せるのではなく、その間にある接点を探ることで、今回のカプセルコレクションは形づくられています。


DESCENTE for Graphpaper Capsule Collection
商品一覧




発売日
2026年10月24日(土) 12:00~
※店頭・WEB STORE同時発売

取扱店舗
・Graphpaper TOKYO
・Graphpaper AOYAMA
・Graphpaper SENDAI
・Graphpaper KYOTO
・Graphpaper NAGOYA
・Graphpaper OSAKA
・他Graphpaper取扱各店
・DESCENTE BLANC 代官山

Contact
・Graphpaper Tokyo
住所/東京都渋谷区代々木3丁目38-10 2F
tel. 03-6381-6171
定休日/水曜

・Graphpaper Aoyama
住所/東京都渋谷区神宮前5-36-6ケーリーマンション1A/2D
tel. 03-6418-9402
定休日/月曜

Cart

在庫がありません

カートは空です