
グラフペーパーがこれまでのコレクションで使用してきた素材を、いまの感覚であらためて見つめ直し、新たな価値として提案するグラフペーパー マイナスの「REPRISE(リプリーズ)」。
奄美大島を拠点とする金井工芸とともに天然染色に取り組んだ新たなラインナップを、8月29日(土)より発売いたします。
新たに加えるのではなく、すでにあるものに目を向け、その可能性を引き出すこと。今回の取り組みの背景を、グラフペーパー マイナスと金井工芸、それぞれのものづくりに通じる考え方から紐解いていきます。
8月29日(土)より、Graphpaper conservatoryで発売される新たなラインナップでは、グラフペーパーが大切に保管してきたアーカイブに目を向け、シャツやニット、カットソー、ドレスなど、異なる型や素材のアイテムを選定。
そこに新たな価値を加える方法として着目したのが、植物や土など、自然界にすでに存在するものから色を得る天然染色でした。
新たに生地から服をつくるのではなく、すでにある服を起点とすること。
そして、そこに重ねる色もまた、自然の中にあるものから引き出していくこと。
服の背景まで含めてデザインと捉え、必要なものだけをかたちにするグラフペーパー マイナスにとって、すでに存在するものに目を向け、その可能性を見出すこともまた、ものづくりのひとつの選択肢です。
また、自然物を用いる天然染色は、その時々の素材や環境によって色の現れ方が変化する、実験的な側面を持つ染色方法でもあります。すべてを意図した通りにコントロールするのではなく、そこに生まれる偶発性を受け入れること。
その考え方は、グラフペーパーがこれまでのコレクションでも取り組んできたものづくりにも通じています。
今回、その染色を依頼したのが、奄美大島を拠点とする金井工芸です。
山が多く、古い地層を有する亜熱帯気候の奄美大島では、水場の絶えない沼地に生息する微生物が泥の鉄分を還元し、泥染ができる泥田が存在します。金井工芸では、島に自生する車輪梅を煮出して得たタンニンと、この泥に含まれる鉄分を反応させることで、複雑で深みのある色を引き出しています。
植物や泥だけでなく、その背景にある地層や水まで、その土地に存在する自然環境を色へと変えていくこと。
そして、自然物の状態や染める素材の特性を見極めながら、色を引き出していくこと。
すでにそこにあるものと向き合い、その可能性を引き出す金井工芸のものづくりに、グラフペーパー マイナスとの共通点を見出しました。
今回採用したのは、藍染、藍泥染、泥染めの3つの染色方法。
すべてを同じように染めるのではなく、それぞれのアーカイブがもともと持つ素材や色を起点に、その個性を活かす染色方法を選択しています。
藍染によるグリーンとブルー、藍泥染によるブラック、泥染めによるブラウン。ベースとなる衣服と天然染色の組み合わせによって、4つの色が生まれました。
藍染め
Silicon Poplin Deep Slit Regular Collar Shirt
Price : ¥46,200 incl tax / Color : GREEN / Size : 0
Brushed Mockrody High Neck L/S Tee
Price : ¥35,200 incl tax / Color : BLUE / Size : 2
藍泥染め
Suvin High Gauge Knit Cardigan
Price : ¥66,000 incl tax / Color : BLACK / Size : 1
Cotton Pique Jersey L/S Skipper Polo
Price : ¥48,400 incl tax / Color : BLACK / Size : 2
泥染め
Silk Noil Viscose Sleeping Shirt
Price : ¥55,000 incl tax / Color : BROWN / Size : 2
Brushed Mockrody High Neck Dress
Price : ¥44,000 incl tax / Color : BROWN / Size : 00 , 0
それぞれのアイテムには、ベースとなったアーカイブのコレクションネームがそのまま記されています。
それは、過去を消して新しいものへと置き換えるのではなく、その背景や時間まで含めてデザインと捉えるグラフペーパー マイナスの態度表明でもあります。
コレクションネームを手がかりに、その服がいつ、どのようなコレクションから生まれたのかを遡ることができます。
過去から現在へと時間をつなぐ「REPRISE」の一着は、Graphpaper conservatoryで8月29日(土)よりご覧いただけます。

取扱店舗
Graphpaper conservatory
クリエイティブスタジオ edenworks とGraphpaper という、異なるジャンルに属する両者が出会い、「自然のものを扱う」 という共通の視点から生み出した新たな表現の場です。トレンドやマーケットを軸とするのではなく、自然のあり方に目を向けながら文化をつくっていくという価値観のもと、店内には、人と植物が共に生きる豊かさを伝える植物と、天然繊維や 天然染め、残反や植物由来の素材を用いて再構築された衣服が並びます。素材や背景に向き合いながら、自然のものを選ぶ という行為を、文化や習慣として根づかせることを目指しています。
住所/東京都渋谷区富ヶ谷1-14-11
tel. 03-6407-0701
定休日/水曜