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TRACEABILITY

Botanical Dyed Broad

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Fabric :MITSUMASA TEXTILE Co., Ltd.

このシャツは、「ベッドシーツを着たまま外に出られたら」という発想から生まれました。一日中ベッドにいるような心地よさを、日常着として成立させること。そのために選ばれたのが、高級シーツにも使われるブロード生地です。原料には、繊維長が長く不純物の少ないスーピマコットンを使用。均一に整った繊維によって、毛羽立ちを抑えながら、なめらかな肌触りと自然な光沢を引き出しています。さらに、200双という極細の糸を高密度に織り上げることで、軽さの中に、適度なハリとコシを両立。身体の動きに沿いながらも、輪郭を崩さない生地に仕上げています。肌に触れた瞬間にわかるやわらかさと、長時間着ても変わらない快適さ。日常の中に、上質な休息を持ち込むための一枚です。
Fabric :Fabric :

Sewing :Uchibo Subaru Sewing

縫製は、千葉県のシャツ工場「内房スバルソーイング」が担当。超細番手の繊細な生地は、わずかなズレや歪みが仕上がりに影響します。そのため、細やかな運針と安定した縫製精度が求められます。均一に整えられた縫い目は、生地の美しさを損なうことなく、着用を重ねても形を保ち続けます。目立たない工程でありながら、着心地と耐久性の両方を支える重要なプロセスです。
Sewing :Sewing :

Parts|Shell Buttons

天然の高瀬貝を削り出した貝ボタン。もともと食用として流通していた貝の副産物として、ボタンの生産は発展してきました。現在も一部地域では食材として扱われており、その延長線上にある素材が、服のディテールとして使われています。近年はポリエステル製の貝調ボタンが主流となり、天然の貝ボタンは少しずつ姿を減らしています。奈良県を中心に発展してきた貝ボタン産業は、農閑期の副業として始まった歴史を持ち、今もその技術が受け継がれています。自然由来の素材であること。そして、長く使われてきた背景を持つこと。この小さなパーツにも、ものづくりの連なりが宿っています。
Parts|Shell ButtonsParts|Shell Buttons

Dyeing :CIHON TEC Co., Ltd.

植物由来の染料と化学染料を組み合わせた「ボタニカルダイ」。今回染料として用いたのは、廃棄されるはずだったヒスイランの植物成分です。色をのせるというより、植物の持つ成分を生地に重ねていく。この染色には、そんな考え方が息づいています。ブロード生地は、表面の目が非常に美しく整っているのが特徴です。そのため、染め上がりにはラン由来の色素が持つ光沢感や、やわらかな光の反射が素直に表れています。写真で見る以上に、実物の方が色の奥行きや艶が感じられるのも、この素材ならではの特徴です。ボタニカルダイは、生地のわずかなムラや不純物まで拾ってしまうため、素材との相性が仕上がりを大きく左右します。その点、このブロードは染料が無理なく入っていく、とても素直な生地でした。色が均一に乗りやすく、職人にとっても扱いやすい。そのことが、結果としてムラのない美しい仕上がりにつながっています。
Dyeing :Dyeing :

Botanical Dyed Tenjiku

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Fabric :A-GIRL'S Co., Ltd.

日常の中で、もっとも長く肌に触れている服だからこそ、 素材・製法・着心地のすべてにおいて妥協しない。 目指したのは、過不足のない究極のベーシックです。コットン100%の生地は、日本に数台しか現存しない吊り編み機によって編まれています。一般的な丸編み機が数百本の糸を同時に編み上げるのに対し、吊り編み機は、わずか数本の糸をゆっくりと時間をかけて編み立てていきます。その結果、生地には空気が含まれ、ふっくらとした柔らかさと、適度なコシが生まれます。脇に縫い目のない丸胴仕様により、肌当たりも限りなく自然に。 繰り返し着ることを前提に、ネック部分も伸びにくい設計が施されています。やわらかな質感と、奥行きのある色合い。日常に寄り添いながら、静かに個性を持つ一枚に仕上がっています。
Fabric :Fabric :

Knitting|Body :kanekichi_industries Ltd.

大正9年創業のカネキチ工業。現在は4代目が受け継ぐ、日本でも数少ない吊り編み機を稼働させるニット工場です。かつて主流だった吊り編み機は、大量生産の時代とともに姿を消しました。効率の低さゆえに淘汰され、多くの機械が廃棄されていく中で、カネキチ工業はその価値を信じ、稼働を続けてきました。ゆっくりと編み立てることで生まれる、やわらかな風合い。着用や洗濯を重ねるほどに、少しずつ変化していく生地の表情。それは、効率では置き換えられない質感です。現在では、その希少性と品質の高さから、カネキチの吊り編み生地は世界的にも高い評価を受けています。
Knitting|Body :Knitting|Body :

Knitting|Rib :KOMECHU Co., Ltd.

創業から70年以上の歴史を持つコメチウは、旧式の小寸編み機にこだわり続ける、希少な編立工場です。工場に並ぶ約300台の編み機は、いずれも長い歴史を持つものばかり。1時間にわずか数メートルしか編めない丸胴のフライス生地を、手間を惜しまず、丁寧に編み立てています。これらの機械はすべて、職人の手によって日々調整され、維持されています。効率ではなく、精度と感覚によって支えられたものづくりです。手仕事だからこそ生まれる、均一ではないわずかな揺らぎ。その積み重ねが、他にはない風合いを生み出しています。
Knitting|Rib :Knitting|Rib :

Dyeing :CIHON TEC Co., Ltd.

植物由来の染料と化学染料を組み合わせた染色技術、ボタニカルダイ。従来の草木染めは、金属を使って色を定着させるのが一般的ですが、ボタニカルダイではタンパク質の糊を用いることで、植物の成分を損なうことなく、生地にしっかりと定着させます。さらに、安定した発色を持つ化学染料を下地に重ねることで、色落ちしにくさと、自然な色合いの両立を実現。均一ではない、わずかな揺らぎを含んだ色は、光の反射によってやわらかく表情を変えます。この色は、単なる“色”ではありません。廃棄されるはずだった植物の葉や茎などから抽出された成分が、そのまま生地に重ねられています。色をつけるのではなく、“植物の成分をまとう” という発想。製品としての安定性を保ちながら、自然が持つ不均一さや揺らぎを残すこと。その両立を目指した染色です。今回の天竺には、廃棄されるはずだった植物の葉や茎から抽出した染料を使用。タンニンを多く含むため、ベージュやブラウンを基調とした落ち着いた色合いに仕上がっています。吊り編み特有の、空気を含んだやわらかな生地に、複雑な光の反射を生む染料が重なることで、見る角度や光によって、わずかに表情を変える一枚になっています。
Dyeing :Dyeing :
Dyeing :Dyeing :

Botanical Dyed Linen

TRACEABILITY

Fabric :TEIKOKU SEN-I Co., Ltd.

このハンカチには、デッドストックとして眠っていたリネン素材をアップサイクルして使用しています。生地を織り上げたのは、麻の産地として知られる琵琶湖東岸・湖東産地にある藤居織物工場。リネンは伸びが少なく、糸切れを起こしやすいため、もともと扱いの難しい素材です。なかでも細番手になるほど製織の難度は高く、多くの場合は、水溶性ビニロンを撚り合わせて糸を補強しながら織られます。一方、この生地はそうした補強材を使わず、無糊で織られています。生産効率だけを考えれば、ビニロンを使う方が合理的です。ただし、ビニロンを使用した場合は、後工程でそれを取り除くために高圧の設備が必要になり、生地に負荷がかかります。藤居織物工場では、そうした負担を避けるため、あえてビニロンを使わず、生地そのものの風合いを優先して織り上げています。効率よりも、素材の質を損なわないことを選んだ生地です。
Fabric :Fabric :

Dyeing :CIHON TEC Co., Ltd.

植物由来の染料と化学染料を組み合わせた「ボタニカルダイ」。従来の草木染めは、金属を使って色を定着させるのが一般的ですが、ボタニカルダイではタンパク質の糊を用いることで、植物の成分を損なうことなく、生地にしっかりと定着させます。さらに、安定した発色を持つ化学染料を下地に重ねることで、色落ちしにくさと、自然な色合いの両立を実現。均一ではない、わずかな揺らぎを含んだ色は、光の反射によってやわらかく表情を変えます。このハンカチの染料として使用しているのは、ヒスイランの花と、廃棄されるはずだった植物の葉や茎から抽出した成分です。天然繊維であるリネンは、合成繊維に比べて染料が入りやすく、ボタニカルダイとの相性に優れています。そのため、ヒスイラン由来のやわらかな色合いから、葉や茎の成分による落ち着いた色味まで、ほかのアイテムでも展開しているすべてのカラーを、この一枚の中で表現しています。
Dyeing :Dyeing :

Botanical Dyed Linen

Suvin Chino | REPRISE

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Built fromremaining materials from
past collections.

REPRISEは、Graphpaperがこれまでのコレクションで使用してきた素材やデザインを、いまの感覚であらためて見つめ直し、新しい価値として提案する取り組みです。使用するのは、過去のコレクションで生まれた残反や、これまで使われてきた素材。それぞれが持つ背景や時間を引き継ぎながら、現在の視点で再編集しています。ただ同じものを作り直すのではなく、過去に存在していたものを、いまの空気感の中でもう一度形にすること。その過程で、素材が本来持っている魅力や、新しい見え方を引き出したいと考えています。
Built fromBuilt from

Fabric :Kurabo Industries Ltd.

デッドストックとして眠っていたウエストポイント素材をアップサイクルして使用しています。使用しているのは、柔らかさとふくらみを持つSUVINコットンのウエポン素材。素材そのものが持つ自然な光沢感が特徴で、製品にした際には、程よいハリとコシを保ちながら、柔らかリラックスした履き心地を生み出します。SUVINは、世界の綿花生産量の中でもごくわずかしか存在しない、非常に希少な超長綿です。スーピマなどに代表される超長綿自体の生産量が世界全体の約1.3%とされる中、SUVINはそのさらに一部、約0.002%しか生産されていません。インドの「Sujatha(スジャータ)」と、シーアイランドコットンの系譜を持つ「St.Vincent」を交配して生まれたSUVINは、インド南部で栽培されています。非常にしなやかで美しい光沢を持ち、海島綿にも近い独特のハリコシと柔らかさを併せ持つ素材です。また、通常の綿花の多くが機械で収穫されるのに対し、SUVINは手摘みで丁寧に収穫されます。収穫は数回に分けて行われ、その中でも最初の1〜2回目に収穫された綿は、品質と収穫量が特に安定していることから、“SUVIN GOLD”として区別されています。天然の油脂分を豊富に含むことで生まれる、シルクのような光沢やぬめり感、豊かな発色性。効率ではなく、素材本来の質感を大切にした生地です。
Fabric :Fabric :

Suvin Chino | REPRISE

Linen | REPRISE

TRACEABILITY

Fabric :TEIKOKU SEN-I Co., Ltd.

このスキッパーシャツには、デッドストックとして眠っていたリネン素材をアップサイクルして使用しています。生地を織り上げたのは、麻の産地として知られる琵琶湖東岸・湖東産地にある藤居織物工場。リネンは伸びが少なく、糸切れを起こしやすいため、もともと扱いの難しい素材です。なかでも細番手になるほど製織の難度は高く、多くの場合は、水溶性ビニロンを撚り合わせて糸を補強しながら織られます。一方、この生地はそうした補強材を使わず、無糊で織られています。生産効率だけを考えれば、ビニロンを使う方が合理的です。ただし、ビニロンを使用した場合は、後工程でそれを取り除くために高圧の設備が必要になり、生地に負荷がかかります。藤居織物工場では、そうした負担を避けるため、あえてビニロンを使わず、生地そのものの風合いを優先して織り上げています。効率よりも、素材の質を損なわないことを選んだ生地です。
Fabric :Fabric :

Recycled Cotton Denim

TRACEABILITY

Spinning :Cone Denim Mill

この素材には、Cone Denim社 が長年取り組んできたリサイクルコットンの仕組みが反映されています。同社では、工場内で生じる紡績廃棄物や裁断くずなどを回収し、再び繊維として活用する循環がつくられています。今回使用しているのは、その中でもリサイクル100%コットンで構成された糸です。一般的に、再生繊維は強度や安定性の観点からバージン原料を混ぜて使われることが多く、100%で成立させることは容易ではありません。回収された綿を再び糸として成立させるためには、繊維の状態を整え、品質を均一に保つ高度な調整が必要になります。Cone Denim社 は、そうした条件をクリアしながら、再生原料をデニムやツイルとして成立させるための供給体制を構築しています。
Spinning :Spinning :
Spinning :Spinning :

Weaving :Cone Denim Mill

Cone Denim社では、リサイクルコットンを用いた生地の生産を、認証を伴う体制のもとで行っています。公式には、メキシコと中国の拠点で RCS 認証に対応したリサイクルコットン生地の供給が可能であること、またメキシコでは原料供給元まで含めた認証体制を構築していることが示されています。織物としてのこの素材は、そうした体制の中でつくられたツイル。回収された綿を再び糸にし、それを服として使える生地へと織り上げる。原料の出自だけでなく、織りの段階まで含めてトレーサブルであることが、この素材の特徴です。

Fabric :Cone Denim Mill

Cone Denim社のリサイクルコットンを使用。Cone Denim社 は1891年創業のデニムミルで、現在も原料、工程、認証を含めたトレーサビリティの整備を進めています。単に「リサイクル素材を使う」だけでなく、その原料がどこから来たのかを追えることも、この生地の背景のひとつです。同社は25年以上にわたり、ポストインダストリアル由来の再生綿をデニムに取り入れてきました。現在は、認証付きのリサイクルコットンを使った生地の供給体制も整えられており、リサイクル原料を用いながら、日常着として成立する強度と安定性を両立させた素材づくりが続けられています。
Fabric :Fabric :

Sewing :OZAKIANDSONS Co.,Ltd.

縫製を担うのは、昭和25年創業の流れを受け継ぐオザキアンドサンズ。山尾被服工業株式会社を前身に、日本人の体型に合う“米式ズボン”を開発したところから、その歩みは始まりました。以来、日本人の身体や穿き心地に向き合い続けながら、デニムという服のかたちを研究し、更新してきた工場です。このジャケットとパンツにも、長年積み重ねられてきたジーンズづくりの知見が、縫製の精度として生かされています。

Parts|Aluminum Buttons

付属には、アルミニウム製のタックボタンとリベットバーを採用しています。アルミニウムは再資源化しやすく、リサイクル性に優れた素材です。また、鉄などに比べて軽量であるため、輸送時のCO2削減に寄与できるという特性もあります。小さなパーツですが、素材をどう選ぶかという視点は、こうした細部にも及んでいます。
Parts|Aluminum ButtonsParts|Aluminum Buttons

Recycled Cotton Twill

TRACEABILITY

Fabric :Cone Denim Mill

Cone Denim社 のリサイクルコットンツイルを使用。Cone Denim社 は1891年創業のデニムミルで、現在も原料、工程、認証を含めたトレーサビリティの整備を進めています。単に「リサイクル素材を使う」だけでなく、その原料がどこから来たのかを追えることも、この生地の背景のひとつです。同社は25年以上にわたり、ポストインダストリアル由来の再生綿をデニムに取り入れてきました。現在は、認証付きのリサイクルコットンを使った生地の供給体制も整えられており、リサイクル原料を用いながら、日常着として成立する強度と安定性を両立させた素材づくりが続けられています。
Fabric :Fabric :

Sewing :OZAKIANDSONS Co.,Ltd.

縫製を担うのは、昭和25年創業の流れを受け継ぐオザキアンドサンズ。山尾被服工業株式会社を前身に、日本人の体型に合う“米式ズボン”を開発したところから、その歩みは始まりました。以来、日本人の身体や穿き心地に向き合い続けながら、デニムという服のかたちを研究し、更新してきた工場です。このジャケットとパンツにも、長年積み重ねられてきたジーンズづくりの知見が、縫製の精度として生かされています。

Bamboo Rayon

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Fabric :Shinnaigai Textile Ltd.

通常は木材パルプを原料とするレーヨンを、竹由来で製作したバンブーレーヨンを使用しています。竹は成長速度が非常に早く、農薬や肥料をほとんど必要としない植物です。一方で、繁殖しすぎることで周囲の森林や生態系へ影響を及ぼす「竹害」が発生するため、定期的な伐採が必要とされています。しかし、竹は木材としての活用が難しく、伐採後に廃棄されてしまうケースも少なくありません。そうした行き場を失いやすい竹を原料としたバンブーレーヨンを採用。単に資源として再利用するのではなく、素材としての新たな価値を持たせながら再構築しています。
Fabric :Fabric :
Fabric :Fabric :

Dyeing :Tsuyakin

染色整理を担うのは、GOTS認証を取得しているTsuyakinです。染色整理の工程では、大量の水やエネルギー、化学薬品を使用します。また、素材ごとに適した温度やpH、染料、加工時間が異なるため、複数の素材を扱う現代の生地加工では、非常に高度な管理が求められます。Tsuyakinでは、染色という工程が環境へ大きな影響を与えうることを前提に、省エネルギーへの取り組みや排水処理を重要な責務として向き合っています。効率だけを優先するのではなく、素材や環境への負荷まで考えながら、生地づくりを続けています。

Sewing :AXE CORPORATION

縫製を担うのは、国内でカットソー全般の生産を手がけるAXE CORPORATIONです。これまでに国内外のハイブランドの製作にも携わり、繊細で美しいステッチワークを得意としてきました。特に、肌に直接触れるインナーやランジェリーなど、着心地が求められるアイテムを数多く手がけています。インナーは、わずかな縫い代やテンションの違いが着心地に大きく影響するアイテムです。この工場では、長年培ってきた技術をもとに、肌当たりや着用時のストレスまで細かく配慮しながら、一着ずつ丁寧に仕上げています。
Sewing :Sewing :

Organic Cotton

Organic Cotton

TRACEABILITY

Fabric :TAISHOBOSEKI Industries, Ltd.

大正紡績による、オーガニックコットンの裏毛素材。原料には、契約農家のもとで持続可能な環境下で栽培された、GOTS認証のオーガニックコットンを使用しています。これを双糸にし、表糸・中糸・裏糸のすべてに用いています。オーガニックコットンは、穀物や野菜と同じように、農地で育てられる農産物です。摘み取られた綿には、葉や茎、種の一部など、天然由来の不純物がわずかに含まれています。こうした粒子は、紡績工程を経ても完全には取り除ききれず、生地の表面に残ることがあります。通常、綿糸や生地を真っ白に仕上げる場合には、
漂白工程によって、こうした綿かすも取り除かれます。一方、この製品に使用している生地は、漂白や染色を行わず、綿本来の色合いをそのまま活かしています。そのため、生地表面には綿花由来の小さな粒子が見られることがありますが、これは不良ではなく、原料に由来する自然な表情のひとつです。着用や洗濯を重ねることで、徐々に目立たなくなり、生地の表情も少しずつ変化していきます。
Fabric :Fabric :

Knitting|Body :kanekichi_industries Ltd.

大正9年創業のカネキチ工業。現在は4代目が受け継ぐ、日本でも数少ない吊り編み機を稼働させるニット工場です。かつて主流だった吊り編み機は、大量生産の時代とともに姿を消しました。効率の低さゆえに淘汰され、多くの機械が廃棄されていく中で、カネキチ工業はその価値を信じ、稼働を続けてきました。ゆっくりと編み立てることで生まれる、やわらかな風合い。
着用や洗濯を重ねるほどに、少しずつ変化していく生地の表情。それは、効率では置き換えられない質感です。現在では、その希少性と品質の高さから、カネキチの吊り編み生地は世界的にも高い評価を受けています。
Knitting|Body :Knitting|Body :

Knitting|Rib :KOMECHU Co., Ltd.

創業から70年以上の歴史を持つコメチウは、旧式の小寸編み機にこだわり続ける、希少な編立工場です。工場に並ぶ約300台の編み機は、いずれも長い歴史を持つものばかり。1時間にわずか数メートルしか編めない丸胴のフライス生地を、手間を惜しまず、丁寧に編み立てています。これらの機械はすべて、職人の手によって日々調整され、維持されています。効率ではなく、精度と感覚によって支えられたものづくりです。手仕事だからこそ生まれる、均一ではないわずかな揺らぎ。その積み重ねが、他にはない風合いを生み出しています。
Knitting|Rib :Knitting|Rib :

Wine Dregs Dyed Linen

TRACEABILITY

Fabric :TEIKOKU SEN-I Co., Ltd.

このワインバッグには、デッドストックとして眠っていたリネン素材をアップサイクルして使用しています。生地を織り上げたのは、麻の産地として知られる琵琶湖東岸・湖東産地にある藤居織物工場。リネンは伸びが少なく、糸切れを起こしやすいため、もともと扱いの難しい素材です。なかでも細番手になるほど製織の難度は高く、多くの場合は、水溶性ビニロンを撚り合わせて糸を補強しながら織られます。一方、この生地はそうした補強材を使わず、無糊で織られています。生産効率だけを考えれば、ビニロンを使う方が合理的です。ただし、ビニロンを使用した場合は、後工程でそれを取り除くために高圧の設備が必要になり、生地に負荷がかかります。藤居織物工場では、そうした負担を避けるため、あえてビニロンを使わず、生地そのものの風合いを優先して織り上げています。
効率よりも、素材の質を損なわないことを選んだ生地です。
Fabric :Fabric :

Dyeing :CIHON TEC Co., Ltd.

植物由来の染料と化学染料を組み合わせた「ボタニカルダイ」。今回の染色は、ワインを運ぶためのバッグであることから、「それなら、ワインの成分で染めよう」という発想から始まりました。中に入れるものと、染めに使う成分を結びつける。このアイテムならではの背景を持った染色です。赤ワイン染めには、ブドウの絞りカスに加えて、赤ワインそのものも用いて染色成分を抽出しています。赤ブドウに含まれるアントシアニンの特性を活かし、色に深みと複雑さを持たせています。一方、白ワイン染めには、白ワインの絞りカスのみを使用。一見すると染まっていないようにも見えるほど淡い色ですが、実物にはわずかな色の差があり、白ワインらしい静かなニュアンスが表れています。ただ色をつけるのではなく、中に入るものと、染料の由来をつなげること。さらに、余り生地を活かして新たなかたちにすること。このワインバッグには、素材と用途の関係まで含めて考える、ボタニカルダイの発想がそのまま反映されています。
Dyeing :Dyeing :
Dyeing :Dyeing :

Wine Dregs Dyed Linen

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